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Last Updated on 2023年12月17日 by mejisei-rehabilitation

 

2023年10/13〜15に福岡県(福岡国際会議場)にて開催された第11回日本運動器理学療法学会学術大会に参加し、ポスター発表をしてきました。

 

発表テーマは「手術適応であった上腕骨近位端骨折に対する保存療法 の 3 症例の報告」で発表しました。

今回は、上腕骨近位端骨折の症例発表を行いました。上腕骨近位端骨折とは、転倒などにより上腕骨の肩に近い方の骨が骨折してしまう傷害です。骨折の程度が強い場合、手術が選択されることが多いですが、今回は本人たちの希望もあり手術を選択せずリハビリを実施しました。症例発表を行うことで、疾患の整理やリハビリの経過をしっかりと確認することができ、何が良くなり、何が問題点として残存しているのかを明確にすることができます。また、同じような悩みを抱えている先生や同じ症例を経験された先生、その疾患に精通されている先生達と意見交換をすることができ、非常に有意義な時間となりました。今回の発表後も他病院の先生方と積極的にディスカッションを行うことができ、今後の臨床に活かすことができそうです。

 

他発表者の研究の中で興味を持った研究として、

「高校野球選手の肩関節機能と脊柱アライメントおよび腰椎可動性が腰痛に及ぼす影響」という研究テーマがあり

腰痛あり群の特徴として、腰椎屈曲可動性低下腰椎前弯アライメント肩関節外旋可動域の広さが有意に差が見られたとの報告がありまた、腰椎屈曲可動性低下に関しては、肩関節内旋可動域低下が関連しているとの結果でした。

この研究からは野球選手の腰痛の患者様の場合でも肩関節に治療を行うことで腰痛の改善が見込まれる可能性を示唆していると思われます。

競技により動作が異なるので、スポーツの動作特性を理解して多角的にアプローチしていく重要性を再認識することができました。

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